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白菜に黒い斑点!冷蔵庫に保管はヤバイの?古いと出る?カビとの見分け方

この記事は約4分で読めます。

 

白菜の黒い斑点

白菜の黒い斑点、それは「ポリフェノール」です。
カビや病気ではなく、食べても害はありません。

この記事では、どうして白菜に黒い斑点ができるのかをご紹介します。

また、斑点がカビかどうかを見分けるポイントや長持ちさせる保存方法も併せてご紹介します。

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捨てないで!白菜の黒い斑点の正体はカビじゃない

黒い斑点の正体は「ポリフェノール」です。

ポリフェノールとは、植物の色素や苦み、渋みの成分が含まれる抗酸化物質のこと。

赤ワインや大豆などを連想するかもしれませんが、白菜も含めて、ほぼ全ての植物に含まれています。
決してカビや白菜の病気によるものではありませんので、安心して食べることができます。

白菜の黒い斑点は散らばったゴマのようにも見えることから、「ゴマ症」とも呼ばれています。

なぜ白菜の葉に斑点ができるの?

白菜の「ゴマ症」は、栽培時の気温の変化や肥料の量、収穫までの期間など、白菜のストレスによってできるものです。

ストレスといっても、虫や病気などのせいではなく、白菜自体がもつ生理反応によるものです。

この反応は「生理障害」とも呼ばれ、白菜に限らず様々な植物にみられます。

もう少し詳しくご説明します。

白菜は肥料や太陽光から栄養をとりながら成長します。

肥料の中の窒素を白菜が必要以上に吸収してしまうと、その濃度を薄めようと今度は水分を吸収します。
ところが、白菜の細胞は水分を多く吸収することで膨張してしまいます。

細胞の膨張は白菜にとってストレスとなり、ポリフェノールをはじめとした成分が作られ、それは白菜の黒い斑点として現れるのです。

白菜はその大部分が水分でできています。

その中でも重たい白菜がゴマ症が出やすいといわれています。

冷蔵庫に入れて大丈夫?白菜の美味しい保存の仕方とは

白菜を長持ちさせる方法は、まるごと新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室で保存することです。

このときにポイントなのが、

・外側の葉をはがさないこと
・横に倒さず、縦に置いておくこと

です。

半分や四分の一にカットされた白菜の場合は、ラップでくるんで冷蔵庫の野菜室に保管しましょう。

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ラップでくるむ前に根元に切り込みを入れて、そこに湿らせたキッチンペーパーを詰めるひと手間を加えるとさらに鮮度を保つことができます。

この際も、立てて保管しておくことをお忘れなく。

野菜は収穫された後でも成長を続けています。

株の根元に切り込みを入れることで、白菜の成長を止めることができ、より長持ちさせられます。

白菜は冷凍保存も可能です。

収穫した白菜をもしすぐに食べないのであれば、冷凍保存することも可能です。

その際は、ざく切りにしてジップロックに入れておくことをおすすめします。
使いたいときに必要な分だけ取り出して使えますよ。

冷凍する前にさっと茹でておくと、白菜がサイズダウンしてコンパクトに保存することもできます。

白菜は長持ちする野菜です。せっかくなので、適切に保存して長く、美味しく、食べましょう。

これってカビ?ポリフェノール?白菜の黒い斑点の見分け方

もし黒い斑点から臭いや粉っぽさを感じたら、それはカビの可能性が高いです。
また、葉や芯から酸っぱい臭いがする場合も要注意です。

白菜は水分量の多い野菜のため、保存状況によってはカビが発生することも大いにありえます。
また、保存状態が悪いと腐っていることも考えられます。

白菜の臭いやぬるぬるとした手触りの部分がないか確認をしてから調理をしてください。

ちょっとした違和感から白菜の状態を見分けることができますよ。

もし、カットした部分の全体が黒ずんでいる場合は、腐っているのではなく鮮度が落ちている可能性も考えられます。

その場合は黒ずんでいる所だけ切り落としてみて再度確認をしてください。

白菜のカットした根元部分が黒ずんでいくのも、先ほどご紹介したポリフェノールが関係しています。

酸化した部分から少しずつ変色していくためです。

まとめ

白菜の黒い斑点はポリフェノールという抗酸化物質で、食べても害はありません。

ただ、黒い斑点がカビの可能性も考えられます。
白菜からカビ臭さや粉っぽさを感じたら、食べるのを控えてくださいね。

白菜は長持ちする野菜です。

・外側の葉をはがさないこと
・横に倒さず、縦に置いておくこと

カットした場合は、

・芯の部分に切り込みを入れること
・切り込みに湿らせたキッチンペーパーを詰めてからラップでくるむこと

に気を付けると、鮮度を保ったまま保存をすることができます。

冬の寒さで、ぎゅっと甘みが詰まった白菜。
長持ちさせて、最後まで美味しくいただきましょう!

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